ジャン・ハボック少尉の愛犬?
「さて、ハボック。そろそろ、ホワイト・デーが近づいてきたが何か欲しいものはあるかね?」
気分も上々な様子の上官に、そう聞かれたのは確かに14日を数日に控えた日の午後だった。
「へ?」
一瞬、何を言われたのか解らずに上官をマジマジと見つめれば、やれやれとまるで小さな子供でも見つめるような穏やかな眼差しに困惑する。
「先月のバレンタインに、お前からプレゼントを貰っただろう?」
そのお返しに一体、何が欲しいかと聞かれて少し困った。
(うーん、別に大佐の為に作った訳じゃないし…。どうしよ)
あげたのは、チョコレートのシフォンケーキ。
中佐へのバレンタイン用のケーキを焼くついでに、皆の分を焼いたのだ。
(あれ、ホントは皆の分だったのに大佐が一人で食っちゃって大騒ぎだったんだよなぁ…)
普段なら、その程度の事になら鷹揚な中尉がキレたせいで危うく、軍部内で射殺事件が起こるところだったのに、懲りないなぁと内心苦笑する。
意外とああ見えて、中尉も甘党だからとハボックは暢気に思った。
「ええ、と。別に良いですよ?あれは、ついでもあったし…」
などと、言ってみる。
「いや、それでは私の気がすまん。何かないのかね」
その言い方と、楽しそうな笑みに何を言っても無駄なのだと感じ取る。
「…何でも良いっス」
どうせプレゼントはもう決めてあるのだろうと予想して、そう言ってみれば案の定だったのだろう。
気分も上々な様子の上官に、そう聞かれたのは確かに14日を数日に控えた日の午後だった。
「へ?」
一瞬、何を言われたのか解らずに上官をマジマジと見つめれば、やれやれとまるで小さな子供でも見つめるような穏やかな眼差しに困惑する。
「先月のバレンタインに、お前からプレゼントを貰っただろう?」
そのお返しに一体、何が欲しいかと聞かれて少し困った。
(うーん、別に大佐の為に作った訳じゃないし…。どうしよ)
あげたのは、チョコレートのシフォンケーキ。
中佐へのバレンタイン用のケーキを焼くついでに、皆の分を焼いたのだ。
(あれ、ホントは皆の分だったのに大佐が一人で食っちゃって大騒ぎだったんだよなぁ…)
普段なら、その程度の事になら鷹揚な中尉がキレたせいで危うく、軍部内で射殺事件が起こるところだったのに、懲りないなぁと内心苦笑する。
意外とああ見えて、中尉も甘党だからとハボックは暢気に思った。
「ええ、と。別に良いですよ?あれは、ついでもあったし…」
などと、言ってみる。
「いや、それでは私の気がすまん。何かないのかね」
その言い方と、楽しそうな笑みに何を言っても無駄なのだと感じ取る。
「…何でも良いっス」
どうせプレゼントはもう決めてあるのだろうと予想して、そう言ってみれば案の定だったのだろう。
ようやく更新!
すっかり遅くなってしまいましたが、コピー本をUPさせて貰います。
何しろ、本が3月の春コミ用だったのでネタが少々古くなっているのは、ご了承下さい(笑)
今回は子犬シリーズの番外編になります。
楽しんで頂けたら、幸いです。
更新が遅いのに、覗きに来て下さる皆さんに感謝しています。
仕事を理由にするのは嫌なんですが、若かりし日と同じに原稿していては死にます(^_^;)
ゆっくりとですが、お付き合い頂けたら嬉しく思います。
何しろ、本が3月の春コミ用だったのでネタが少々古くなっているのは、ご了承下さい(笑)
今回は子犬シリーズの番外編になります。
楽しんで頂けたら、幸いです。
更新が遅いのに、覗きに来て下さる皆さんに感謝しています。
仕事を理由にするのは嫌なんですが、若かりし日と同じに原稿していては死にます(^_^;)
ゆっくりとですが、お付き合い頂けたら嬉しく思います。
ジャン・ハボック少尉の愛犬?
『ハボック、お前へのホワイト・デーのプレゼントだ。受け取ってくれたまえ』
一体、どうしてこんな事になったのかと、途方に暮れた顔でジャン・ハボック少尉は足元で自分を見上げている子供を見下ろした。
確かに今日は、ホワイト・デーだ。
でも。
ちょうど、今日はハボックは非番で。
上官からのお返しは、明日だと思っていたのだ。
なのに。
何故かハボックのアパートの玄関先には、上官と副官である中尉と見覚えのある顔立ちの子供が立っていて。
お返しがこんな形でくるとは、思ってもみなかったと目の前が真っ暗になった気分を味わった。
そこには。
どう見積もっても、一〇才未満のマース・ヒューズ少年が普段通りの笑みを浮かべて見上げていたのだった。
(…なんで、こんな事になっちゃったんだろ。確かにオレ、中佐の小さい頃の写真見たいって言ったけどさぁ)
見たいだけであって、実際に会いたいなんて一言も言ってないんだけど。
と、大げさな程のため息を零してはみても、状況は変わる事はなくて。
昨夜、ホワイト・デーのお返しを今日届くように送ったからとヒューズから電話を貰った時は、擽ったいような気持ちと少しの寂しさを覚えながらも嬉しかったのに。
お返しが、こんな形で来るとは思わなかったと。
その日、ジャン・ハボック少尉は何度目か解らないため息を吐き出した。
一体、どうしてこんな事になったのかと、途方に暮れた顔でジャン・ハボック少尉は足元で自分を見上げている子供を見下ろした。
確かに今日は、ホワイト・デーだ。
でも。
ちょうど、今日はハボックは非番で。
上官からのお返しは、明日だと思っていたのだ。
なのに。
何故かハボックのアパートの玄関先には、上官と副官である中尉と見覚えのある顔立ちの子供が立っていて。
お返しがこんな形でくるとは、思ってもみなかったと目の前が真っ暗になった気分を味わった。
そこには。
どう見積もっても、一〇才未満のマース・ヒューズ少年が普段通りの笑みを浮かべて見上げていたのだった。
(…なんで、こんな事になっちゃったんだろ。確かにオレ、中佐の小さい頃の写真見たいって言ったけどさぁ)
見たいだけであって、実際に会いたいなんて一言も言ってないんだけど。
と、大げさな程のため息を零してはみても、状況は変わる事はなくて。
昨夜、ホワイト・デーのお返しを今日届くように送ったからとヒューズから電話を貰った時は、擽ったいような気持ちと少しの寂しさを覚えながらも嬉しかったのに。
お返しが、こんな形で来るとは思わなかったと。
その日、ジャン・ハボック少尉は何度目か解らないため息を吐き出した。
5月のスパコミ
ちょうど一ヶ月ぶりの更新です(^_^;)
3月に出したコピー本をボチボチUPさせようかと思っています。
買って下さった方、ありがとうございました。
ちょっといつもの子犬とは違う話でしたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
ちなみに、このコピー本は再録本にしません。
だから、ちょっとレアかも(笑)
いつものように、「イカサマ錬金術」様に委託して貰います。
スペースNOは
5月4日(日)
東3ホール ホー42b です。
新刊はないと思いますが、既刊を置いて貰えますので興味のある方は覗いてやって下さい。
今からカタログをチェックして、買い回ろうと用意しています(*^_^*)
3月に出したコピー本をボチボチUPさせようかと思っています。
買って下さった方、ありがとうございました。
ちょっといつもの子犬とは違う話でしたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
ちなみに、このコピー本は再録本にしません。
だから、ちょっとレアかも(笑)
いつものように、「イカサマ錬金術」様に委託して貰います。
スペースNOは
5月4日(日)
東3ホール ホー42b です。
新刊はないと思いますが、既刊を置いて貰えますので興味のある方は覗いてやって下さい。
今からカタログをチェックして、買い回ろうと用意しています(*^_^*)
3月30日の大阪
3月の大阪も委託して貰えます!
いつものように、
「イカサマ錬金術」サマ
4号館 エ−42a
行かれる方は、どうぞお寄り下さいませvv
新刊は東京で出す予定のコピー本だけだとは思いますが(笑)
いつものように、
「イカサマ錬金術」サマ
4号館 エ−42a
行かれる方は、どうぞお寄り下さいませvv
新刊は東京で出す予定のコピー本だけだとは思いますが(笑)

