Wed
11/08
2006
マース・ヒューズ中佐の子犬2
そんな幸せを噛み締めながら、眠った振りをしているとハボックは小さな体全体を使って、ヒューズの上へとダイブして来た。
「ぐえっ」
あまりの突然の行動に、いくら鍛えていると言っても警戒なしに受けた攻撃に、一瞬息が詰まる。
「中佐、おきてくださいっ、朝ごはん出来ましたよっ」
最初っから、起きてたんでしょ?
寝た振りなんかしてっ。
まるで母親か何かのような口調で言った後、けたけたと笑い出すハボックに、噎せ返りながらも呆気に取られたようにヒューズはぼんやりとその顔を見上げた。
屈託のない、笑顔は愛らしく。
ひどく眩しいもので。
「中佐、おはようございますっ」
「……おお、おはよ…」
無意識に応えながら、本当にこれからの2週間、自分の理性が持つのかどうかに一抹の不安を覚えた。
それくらい、約5歳のハボックは愛らしく。
そして、魅惑的な生足であったのだ。
「おおっ、すげぇっっ」
問答無用で起こされて、洗面所に放り込まれたヒューズは食卓を見るなり、大きく叫んだ。
「……そんな大袈裟な」
少しだけ、耳の先(犬耳の方じゃなく、人間の耳の方。結局、二つあるらしいです…?少し…。いや、かなりどう言う構造になってるのか、気になりますが…)を赤くしているところを見ると照れているのだろーか、と思いつつも半ば以上本気で言い切った。
「大袈裟なもんか、自宅でこれだけの手料理が出たのって、俺がここに住み始めて五年くらいなるけど、初めてじゃねーかな…」
と、言いつつ考えて、ああそう言えばと思い出したように言ってみる。
「そー言や、ロイのヤツが作ったあの微妙な味のも手料理のうちに入るって言うんなら二番目だな」
その言葉に、慎重に珈琲をドリップしていたハボックが、青い飴玉のような瞳を大きく見開いて、驚いていた。
「中佐っ、あの人の料理食べたんスかっ?」
「…おうっ、喰ったよ…。話には聞いてたけどさー」
まさか、あそこまで酷いとは普通思わねぇだろ?
その同情の響きの問いに、ハボック自身も食べた事があると知り、同意を求めれば真剣に頷く。
「そうですよねー。最高級とはいかなくても、そこそこ良い素材使ってたのに、あそこまで微妙な味になるって殆ど天才ですよねー」
「ぐえっ」
あまりの突然の行動に、いくら鍛えていると言っても警戒なしに受けた攻撃に、一瞬息が詰まる。
「中佐、おきてくださいっ、朝ごはん出来ましたよっ」
最初っから、起きてたんでしょ?
寝た振りなんかしてっ。
まるで母親か何かのような口調で言った後、けたけたと笑い出すハボックに、噎せ返りながらも呆気に取られたようにヒューズはぼんやりとその顔を見上げた。
屈託のない、笑顔は愛らしく。
ひどく眩しいもので。
「中佐、おはようございますっ」
「……おお、おはよ…」
無意識に応えながら、本当にこれからの2週間、自分の理性が持つのかどうかに一抹の不安を覚えた。
それくらい、約5歳のハボックは愛らしく。
そして、魅惑的な生足であったのだ。
「おおっ、すげぇっっ」
問答無用で起こされて、洗面所に放り込まれたヒューズは食卓を見るなり、大きく叫んだ。
「……そんな大袈裟な」
少しだけ、耳の先(犬耳の方じゃなく、人間の耳の方。結局、二つあるらしいです…?少し…。いや、かなりどう言う構造になってるのか、気になりますが…)を赤くしているところを見ると照れているのだろーか、と思いつつも半ば以上本気で言い切った。
「大袈裟なもんか、自宅でこれだけの手料理が出たのって、俺がここに住み始めて五年くらいなるけど、初めてじゃねーかな…」
と、言いつつ考えて、ああそう言えばと思い出したように言ってみる。
「そー言や、ロイのヤツが作ったあの微妙な味のも手料理のうちに入るって言うんなら二番目だな」
その言葉に、慎重に珈琲をドリップしていたハボックが、青い飴玉のような瞳を大きく見開いて、驚いていた。
「中佐っ、あの人の料理食べたんスかっ?」
「…おうっ、喰ったよ…。話には聞いてたけどさー」
まさか、あそこまで酷いとは普通思わねぇだろ?
その同情の響きの問いに、ハボック自身も食べた事があると知り、同意を求めれば真剣に頷く。
「そうですよねー。最高級とはいかなくても、そこそこ良い素材使ってたのに、あそこまで微妙な味になるって殆ど天才ですよねー」
by momomame at 21:56 |
小説 : マース・ヒューズ中佐の子犬2 |
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