初めましての方も、いつも覗いて下さる方もありがとうございます!
半ズボンにエプロンに新婚さんとだけ聞いたら、ちょっと期待(?)しそうな感じですが、健全な話でした(笑)
次の「3」では、また成長してくるハボックにヒューズが何時まで堪えられるか?!
この話は、ヒューズ受難話ではありません!(笑)
1日で2〜3歳は年を取りますので、それ程待たなくても15歳ぐらいになると思います。
後に幸せを噛み締めて貰います(*^_^*)
by momomame at 23:25 |
ひとりごと |
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「だからっ、誤解だってーっ、俺の話聞いてくれよっ」
頼むから。
そう真剣に言えば、暴れていたハボックの体が漸く大人しくなる。
「…ちょっとさ、降ってわいた幸運てヤツに感動しすぎただけだから…」
「……降ってわいた、幸運?」
その言葉に、何が言いたいのかときょとりとした表情で見上げてくるハボックに、気恥ずかしいような気分で告白する。
「だからさー、昨日…言ったよな?…好きだって」
そう言い聞かせるように言えば、少しだけ耳を赤くしてハボックは頷いた。
「その相手とは、二週間とは言え同居出来るうえ、朝食まで作ってもらって、…そんな弁当まで作ってもらっちゃったら…。どうしようってくらい舞い上がっても仕方ねーじゃんよ…」
しかもお前、半端なく料理上手いし。
「気分は新婚さんじゃん」
うわー、感動とか思ったら表情固まっちまって。
「…迷惑な訳ねーだろ。むしろ、すっげー嬉しい」
だから、その弁当くれよ。
そう背後から抱き締めたまま耳元で囁けば、擽ったかったのか薄くて小さな肩が震えた。
そして。
振り向きもせず、無言で渡された弁当を有難く受け取り。
そして。
出かけようとした時。
またも、上着の裾を引っ張られた。
「今度は、どした?」
そう言って、身を屈ませたヒューズはその瞬間、何が起こったのかも解らずに硬直した。
目前に。
ふわふわの金色が迫ったかと思えば。
ちゅっ。
なんて言う可愛い音と共に、何かが唇に触れたのだ。
「……………………」
「……新婚さんなんスよね?」
だったら。
言ってらっしゃいの、キス。
「…ああ、そうか」
何を言われたのか全然理解出来ずに、ただ頷いて呆然とするヒューズを真っ赤になった顔のまま、ハボックが送り出して。
「……行ってらっしゃい。中佐」
その日、一日。
有能で切れ者と名高い、マース・ヒューズ中佐が使い物にならなかったのは、周知の事実であった。
END
by momomame at 23:06 |
小説 : マース・ヒューズ中佐の子犬2 |
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