Wed
05/28
2008
ジャン・ハボック少尉の愛犬?
泣きそうに、否、既に少しばかり泣いてしまっているらしいハボックと。
ハボックに抱き締められたままの状態で、子供とは思えないような凄まじい形相を向けてくる親友と。
ついでに背後から漂ってくる冷気にホークアイの不興まで買った事を確信して、マスタングは脂汗が額を伝うのを感じた。
特に小さくなった親友の形相は、絶対殺されると断言出来るようなもので。
マスタングは、背に腹は代えられないと奥の手に置いておいたプレゼントを差し出した。
(仕方ない。泣く子とハボックに勝てる訳がない)
☆☆☆
「な、なあ、ハボック、顔を見せてくれよ」
(くっそー、ロイのヤツ、覚えてろよっ、何がハボックも喜ぶだっ、泣いてんじゃねぇかっ)
内心で罵倒しながら抱き締めてくるハボックの肩越しに、睨みつければ予想外の展開だったのか引き攣ったような表情をしているが、知った事じゃない。
(後で絞めてやる)
心の中で誓いを立てつつ、今だけは自分より大きな背中を宥めにかかる。
「…やです」
ぐすんと、鼻まで啜る音が微かに聞こえて更に焦る。
「お前、見てみたいって言ってたって言うから、ロイの悪ふざけに乗ってやったんだけど…」
なあ、黙ってたら判んねぇぞ?
そう言ってみても、顔を上げるどころか更にぎゅっと抱き締める腕に力が入ってもその様子になんとなく判ってしまった。
(ああ、そっか。今日、ホワイト・デーだもんな。ぎゅってしてほしかったんだよな)
ハボックに抱き締められたままの状態で、子供とは思えないような凄まじい形相を向けてくる親友と。
ついでに背後から漂ってくる冷気にホークアイの不興まで買った事を確信して、マスタングは脂汗が額を伝うのを感じた。
特に小さくなった親友の形相は、絶対殺されると断言出来るようなもので。
マスタングは、背に腹は代えられないと奥の手に置いておいたプレゼントを差し出した。
(仕方ない。泣く子とハボックに勝てる訳がない)
☆☆☆
「な、なあ、ハボック、顔を見せてくれよ」
(くっそー、ロイのヤツ、覚えてろよっ、何がハボックも喜ぶだっ、泣いてんじゃねぇかっ)
内心で罵倒しながら抱き締めてくるハボックの肩越しに、睨みつければ予想外の展開だったのか引き攣ったような表情をしているが、知った事じゃない。
(後で絞めてやる)
心の中で誓いを立てつつ、今だけは自分より大きな背中を宥めにかかる。
「…やです」
ぐすんと、鼻まで啜る音が微かに聞こえて更に焦る。
「お前、見てみたいって言ってたって言うから、ロイの悪ふざけに乗ってやったんだけど…」
なあ、黙ってたら判んねぇぞ?
そう言ってみても、顔を上げるどころか更にぎゅっと抱き締める腕に力が入ってもその様子になんとなく判ってしまった。
(ああ、そっか。今日、ホワイト・デーだもんな。ぎゅってしてほしかったんだよな)
by momomame at 22:43 |
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