Thu
05/22
2008
ジャン・ハボック少尉の愛犬?
恐らく。
以前、ハボックが子供になってしまった時に、『オレも、中佐の子供時代、見てみたい』と言った言葉が上官の記憶に残っていたのだろう。
(でもっ、だからって、だからってホントに子供にしちゃうってっっ)
非常識すぎるじゃないかと、叫びたくても叫ぶ気にもならない。
こう人だと言う事をうっかり忘れて、言ってしまった自分が悪いのだと項垂れる。
(だから、錬金術師ってっ)
「おうっ、…何だよ、その顔〜」
その顔ってどんな顔だと不貞腐れ気味に思いつつ、ハボックは子供の前に座り込んだ。
「…何で中佐、そんなサイズなんスか」
ちょっと目が据わってるのを自覚しつつ、小さくなった恋人の顔を覗き込めば、どうやら思ったのと違うリアクションに戸惑った様子でもごもごと言い訳をする。
「ああ?いや、何かハボックが喜ぶから協力しろって言われてよ…」
お前が喜ぶんなら、別に良いかって。
「思ったんだけど、…ダメだったのか?」
困った様子で首を傾げるのは、普段の恋人の仕草と同じで。
けれど。
小さな子供の仕草は、ハボック(他人にどう見えようとにとっては)非常に可愛らしいものだったから、諦めて笑うしかなかった。
「…確かにオレ、中佐の子供の頃が見たいって言いましたけど、写真が見たいって言ったんですよ?なのに何で、アンタ自身が小さくなってんですか…」
そう言ってきゅっと抱き締めれば。すっぽりと腕の中に納まる小さな体は新鮮であるのと同時に、ほんの少しの寂しさを感じさせた。
(小さくても、大きくても中佐は中佐なのに、何でだろ。…涙が出そうになる。ああ、そっか。ぎゅってしてもらえないんだ…)
「…ハボック?」
敏感に、ハボックの泣きそうな気配を感じ取ったのだろう。
腕の中の子供が、必死にハボックの顔を見ようと藻掻き出すのを、ぎゅっと腕に力を込める事で押さえ込んだ。
「ちょっ、ハボックっ、どうしたんだよっ」
腕の中で暴れるのを押さえ込んだまま、ハボックは少しだけ途方に暮れて立ち尽くした。
以前、ハボックが子供になってしまった時に、『オレも、中佐の子供時代、見てみたい』と言った言葉が上官の記憶に残っていたのだろう。
(でもっ、だからって、だからってホントに子供にしちゃうってっっ)
非常識すぎるじゃないかと、叫びたくても叫ぶ気にもならない。
こう人だと言う事をうっかり忘れて、言ってしまった自分が悪いのだと項垂れる。
(だから、錬金術師ってっ)
「おうっ、…何だよ、その顔〜」
その顔ってどんな顔だと不貞腐れ気味に思いつつ、ハボックは子供の前に座り込んだ。
「…何で中佐、そんなサイズなんスか」
ちょっと目が据わってるのを自覚しつつ、小さくなった恋人の顔を覗き込めば、どうやら思ったのと違うリアクションに戸惑った様子でもごもごと言い訳をする。
「ああ?いや、何かハボックが喜ぶから協力しろって言われてよ…」
お前が喜ぶんなら、別に良いかって。
「思ったんだけど、…ダメだったのか?」
困った様子で首を傾げるのは、普段の恋人の仕草と同じで。
けれど。
小さな子供の仕草は、ハボック(他人にどう見えようとにとっては)非常に可愛らしいものだったから、諦めて笑うしかなかった。
「…確かにオレ、中佐の子供の頃が見たいって言いましたけど、写真が見たいって言ったんですよ?なのに何で、アンタ自身が小さくなってんですか…」
そう言ってきゅっと抱き締めれば。すっぽりと腕の中に納まる小さな体は新鮮であるのと同時に、ほんの少しの寂しさを感じさせた。
(小さくても、大きくても中佐は中佐なのに、何でだろ。…涙が出そうになる。ああ、そっか。ぎゅってしてもらえないんだ…)
「…ハボック?」
敏感に、ハボックの泣きそうな気配を感じ取ったのだろう。
腕の中の子供が、必死にハボックの顔を見ようと藻掻き出すのを、ぎゅっと腕に力を込める事で押さえ込んだ。
「ちょっ、ハボックっ、どうしたんだよっ」
腕の中で暴れるのを押さえ込んだまま、ハボックは少しだけ途方に暮れて立ち尽くした。
by momomame at 22:58 |
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